札幌近郊山中の早朝、雪。
桜月や花月、花見月なんて云うが、北海道の春は遠い。
それでも時として陽射しの柔らかさであったり、頬を撫でる風の匂いのなかに春の近い事を感じる。
今季殆ど猟に出ていなかった次男坊から猟の様子の動画が送られて来た。
エゾ鹿の猟期はエリア毎に分かれており、道央圏では10月〜翌年3月迄と長い。
狩猟で得た鹿肉は勿論自家消費に廻るのだが、それ以上にお裾分けに出す量の方が多い。
初めこそ一頭から得る肉の量を持て余しお裾分けに出していた。
北海道とは言え、エゾ鹿の肉と云うのは一般家庭ではあまり馴染みが無い。
それでも中々好評だった。
そりゃぁ物珍しいから皆御世辞で言ってんだろと思ったのだが、あながちそうでもない様なのだ。
自宅の御近所さん達は私よりひと世代上の方が多く、採ってきた山菜であったりキノコであったり、釣った魚なんかを都度お裾分けに出すととても喜んで褒めて下さっていた。
今は次男坊がせっせと鹿肉をお裾分けに出している。
ただ、今季は御近所さん以外のバックオーダーを多く抱えている様で、この日は運良く2頭獲る事が出来たという。
何より不思議だなぁと思うのは、周囲が「狩猟」と云うものに驚く程寛容である事。
鉄砲などと物騒なモノを所持している人間が近所に居るという事柄自体、普通なら余り良い感情を抱かれなくて当然。
秋田の山里ならいざ知らず、北の大都札幌でだ。
次男坊の同級生達に至っては一緒に山へ同行したいと願うものまで出る始末。
コレは時代が移り変わり情報量が多くなる事で、自分が若かりし頃の事情とは大きく変化したのであろうとみている。
獣害が報道され、それに因り狩猟者の話題も散見するからなのであろう。
自分の周りには銃所持者が多くいる。
しかし日本中の問題のひとつ、狩猟者高齢化は切実だ。
ただ、次男坊の猟隊をはじめ、若い世代の狩猟者が割と増えている。その中には驚く事に女性も多いのだ。
鉄砲撃ち、ハンターと云うと銃にばかり目が行きがち。
しかし獲物を求め山中を歩き回り、仕留め、解体・埋設し、肉を背負って山を降りるというプロセスには山岳域においての様々な知識と体力、経験や胆力が備わっていなければならない。
寧ろこうした事柄にもっと目がいって欲しいのになと思う。
ともあれだ、
やはり休日の早朝にメールしてくるのはどうかと思うぞ。
バイオリズムが狂ってしまうからな 涙
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